2006年12月22日

チベット・メディテーション(新版)

内容(「MARC」データベースより)
悩める心の深奥を瞑想で安らぎを覚えようとする人々に、チベット仏教に帰依した著者が、瞑想修業のハウツーの初歩から上級瞑想法まで、専門用語を避け分かりやすく解説する。87年刊の新版。

「チベット・メディテーション(新版)」


著者 キャサリーン・マクドナルド
出版社 日中出版
出版年月 1999.10

注)下記内容は旧版を元に書かれています。新版では内容が異なっている可能性があります。ご了承ください。

チベットの宗教を解説する書は数あれど、その実践瞑想体系を解説する書は数少ない。
チベット仏教独特の複雑な宗教儀式や呪文などを排し、最小限の観想(イメージ)法をもちいた本書の瞑想法は忙しい現代人にもなじみやすく、実践しやすい。
チベット仏教の瞑想法は長い歴史を経て作られて来た人間の精神体系に基づいて作られたものなので、最近流行のリラクセーションなどよりも遥かに効果が高い。

著者曰く、「瞑想を実践していくなら、私たちは、いついかなる状況でも、たとえそれが困難で苦痛に満ちた状況であっても、幸福でいられるようになります」
「物事のありのままの姿を理解することによって、二度と再び問題が生じないように、心の混乱を生み出す原因そのものをすっかり取り除く事ができるようになるのです」
という。

チベット仏教の瞑想法体系も、ヨガの瞑想体系と同じく、肉体のコントロールと精神のコントロールから成り立っているが、チベットのそれの場合、上級になるにつれて宗教色が色濃くなっていく。
とはいえ、生と死の問題を真剣に取り扱って発達してきた瞑想法体系を、普通の人にも実践しやすいように紹介してくれている本書は、アメリカ人の尼僧である著者の10数年に及ぶ修行の結果をまとめた物とも言える。

本書で紹介されている「心の連続性の瞑想」、「死を自覚する瞑想」も興味深かったが、個人的には「内なる熱の瞑想」に最も興味を引かれた。
つまり、その『内なる熱」は仙道で言う所の陽気、ヨガでいうところのクンダリーニと同じなのだ。

さらに、はっきりと「内なる熱の瞑想」の項にこのような記述がある。
「もし至福を体験する事が可能になり、その体験に意識を集中することが充分な快感をもたらしてくれるのであれば、私たちはそれ以外のことに気を散らそうなどとは、全く考えなくなることでしょう」
クンダリーニや陽気のコントロールによって快感が発生する事は、先達の著書には書いてあるけれど、現代の人の体験談で普通にその事が書いてあることは滅多にない。
その意味でも、チベット仏教瞑想法の貴重な実践書だと思う。

オンライン書店リンク

紀伊国屋bookWEBで詳しく見る
チベット・メディテーション(新版

オンライン書店boopleで詳しく見る
チベット・メディテーション 新 icon

楽天ブックスで詳しく見る
チベット・メディテーション新版

amazonで詳しく見る
チベット・メディテーション

posted by ポンタ at 02:16 | Comment(0) | 心、精神 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。