2006年12月29日

天才数学者、株にハマる

アメリカの人気数学者が、株式投資で大失敗。
その体験に基づいて、あらゆる投資理論を実にわかりやすく解説。
他に類のない投資理論の超入門書!
(本書表紙帯より)

「天才数学者、株にハマる」ー数学オンチのための投資の考え方


著者 パウロス、ジョン、アレン
餅月衛・林康史(訳)
出版社 ダイヤモンド社
出版年月 2004.1

目次紹介
第1章 何が市場で「正しい」のか?―他人の予想を予想
第2章 投資家の行動は合理的か?―恐れと欲がもたらす錯覚
第3章 テクニカル分析は役に立つか?―トレンド、群衆行動、波動
第4章 市場はどこまで効率的か?―偶然と効率的市場
第5章 ファンダメンタル分析は役に立つか?―バリュー投資と金利の考え方
第6章 リスクといかにつき合うか?―オプション、リスク、ボラティリティ
第7章 分散投資は有効か?―ポートフォリオの組み方
第8章 株価変動はカオスか?―ネットワーク、カオス、フラクタル
第9章 投資理論はパラドックス?―市場を超越できない投資家

著者はアメリカで人気ナンバーワンの数学者。
とある会社の株にゾッソン入れ込んだあげく大失敗し、ひと財産を吹き飛ばす。
いかな、数学の天才といえども、相場の魔力には勝てなかった。

そして、自分の失敗体験を教訓に、自虐ギャグ満載で、世にはびこる投資法や投資理論を得意の数学を用いてわかりやすく解説。
ファンダメンタル分析、テクニカルなどの数学的見地からの是非。
ゲーム理論、ポートフォリオ理論、金融心理学など、世にある投資本とは全く違った切り込みで複雑で難しい事柄を親しみやすく解説してくれる。
とはいえ、やはり難しい数式が沢山でてきたり、逸話やたとえ話で話題が脱線する箇所が多く、一回では読みこなせないかも、汗。

著者曰く
「本書の基本的な目的は、市場で成立している基本的な数学的関係を俯瞰し、解説し、または探求することである。以下、投資とともに、市場にまつわる論点を要約した、新旧さまざまな問題やパラドックス、パズルの考え方を検討していく。 説明には公式や数式ではなく、むしろ主に寓話や逸話を使う事になるだろう。 なお、本書のどこにも、具体的な投資アドバイス、新しい千世紀のトップ10銘柄、いますぐ始める401k5つの賢い方法。いますぐやれる3つの良いこと。 そういう話はまったく出てこない」
(本書表紙帯より)

それにしても、失礼ながら、著者の失敗談を読むにつれ、2006年初頭のライブドア騒動と同じようなパターンだったのだと興味深かった。
相場で勝つには、難しい数式を使いこなせる事よりも感情のコントロールが大事である事を思い知らされる。

投資の世界では、勝った(儲かった)体験で学ぶ事は少ない。
むしろ、負けた(損した)体験からこそ多くを学べるのだと思う。
著者も、株式投資で大失敗したことが本書執筆の動機だったという。

投資で負けた(損した)経験ある人には身につまされる内容となるだろうし、まだ投資経験の無い人も投資を開始したら、いずれ身にしみてわかる時がくるはず。

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posted by ポンタ at 21:35 | Comment(0) | お金(帝財術) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月22日

チベット・メディテーション(新版)

内容(「MARC」データベースより)
悩める心の深奥を瞑想で安らぎを覚えようとする人々に、チベット仏教に帰依した著者が、瞑想修業のハウツーの初歩から上級瞑想法まで、専門用語を避け分かりやすく解説する。87年刊の新版。

「チベット・メディテーション(新版)」


著者 キャサリーン・マクドナルド
出版社 日中出版
出版年月 1999.10

注)下記内容は旧版を元に書かれています。新版では内容が異なっている可能性があります。ご了承ください。

チベットの宗教を解説する書は数あれど、その実践瞑想体系を解説する書は数少ない。
チベット仏教独特の複雑な宗教儀式や呪文などを排し、最小限の観想(イメージ)法をもちいた本書の瞑想法は忙しい現代人にもなじみやすく、実践しやすい。
チベット仏教の瞑想法は長い歴史を経て作られて来た人間の精神体系に基づいて作られたものなので、最近流行のリラクセーションなどよりも遥かに効果が高い。

著者曰く、「瞑想を実践していくなら、私たちは、いついかなる状況でも、たとえそれが困難で苦痛に満ちた状況であっても、幸福でいられるようになります」
「物事のありのままの姿を理解することによって、二度と再び問題が生じないように、心の混乱を生み出す原因そのものをすっかり取り除く事ができるようになるのです」
という。

チベット仏教の瞑想法体系も、ヨガの瞑想体系と同じく、肉体のコントロールと精神のコントロールから成り立っているが、チベットのそれの場合、上級になるにつれて宗教色が色濃くなっていく。
とはいえ、生と死の問題を真剣に取り扱って発達してきた瞑想法体系を、普通の人にも実践しやすいように紹介してくれている本書は、アメリカ人の尼僧である著者の10数年に及ぶ修行の結果をまとめた物とも言える。

本書で紹介されている「心の連続性の瞑想」、「死を自覚する瞑想」も興味深かったが、個人的には「内なる熱の瞑想」に最も興味を引かれた。
つまり、その『内なる熱」は仙道で言う所の陽気、ヨガでいうところのクンダリーニと同じなのだ。

さらに、はっきりと「内なる熱の瞑想」の項にこのような記述がある。
「もし至福を体験する事が可能になり、その体験に意識を集中することが充分な快感をもたらしてくれるのであれば、私たちはそれ以外のことに気を散らそうなどとは、全く考えなくなることでしょう」
クンダリーニや陽気のコントロールによって快感が発生する事は、先達の著書には書いてあるけれど、現代の人の体験談で普通にその事が書いてあることは滅多にない。
その意味でも、チベット仏教瞑想法の貴重な実践書だと思う。

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posted by ポンタ at 02:16 | Comment(0) | 心、精神 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月17日

ネクストステージ―タオを歩み真我を観る

巷の仙道書や気功書のように、気の集め方や回し方には触れていないのだが、、。
むしろ、「老子」を主眼においた瞑想の実体験の書と言った方がいいかもしれない本。

「ネクストステージータオを歩み真我を観る」


著者  大成寿也
出版社 ヴォイス
出版年月 2005.03

内容紹介
第1章 無状の状、無物の象(大成就モクシャ)
    真我、光
第2章 衆妙の門(内なる世界)
    妙と徹(本当の自分を知る)
    夢をコントロールする 
第3章 玄牝の門(瞑想ディアーナ)
    集中
    玄ー意識が途切れるその一瞬を感知する
第4章 常に襲る(神への信愛バクティ)
    玄同ー愛と記憶
    祈りとカルマ
    マーヤとマスマラナ
第5章 天地は仁にあらず(根本原質プラクリティ)
    自然という教師
    観るもの、観られる者
第6章 営魄を載んじ(えいはくをやすんじ)
    呼吸
    呼吸法
    気
終章 エピローグ

内容(「MARC」データベースより)
タオ(道)とは、礼、義、仁、徳であり、徳に向かうための道でもある。その日その日の「気づき」の積み重ねが人を次のステージへと導く。著者の主宰する真我合一合気道会の生徒用に書かれたものを一般向けに編纂。


おそらく仙道書として本書を知っている人はかなり少ないのでは。
本書の内容は、巷の仙道書や気功書のような気の集め方回し方についての記述はほとんど無く、第6章に少し、著者の気の体験談があるのみ。

瞑想、夢見、意識のはざまの感覚。
それらについての体験談を多くの神秘学や教典に絡めて著者は解説しています。
単なる健康法としての仙道・気功法の上を目指す人たちに、本書は多くの示唆とヒントを与えてくれると思われます。

----------(あとがき)より引用--------------------
「本書は初学者対象ではないという指摘が校正の段階でありました。しかしよく考えれば、言葉の意味の理解度が人それぞれあるだけで、すべきこと、考えるべきこと、それらすべてが初心者から必要なことしか必要なことしか書かれていないことに気付いていただけると思います。
例えば三昧の入り方にしても、そんなものに初級も上級もありません。」
(以下略)
--------------引用ここまで----------------------

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posted by ポンタ at 04:04 | Comment(0) | 気功・仙道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする